サイコパス
冷淡な脳というタイトルの、サイコパスについての検証、研究が割と平易に記述された書籍を購入したので、時間をみて読み切ろうと考えています。
理解できそうでいて摑み所のないサイコパスの概念です。
一度書籍を通して読んだら、理解が一歩進むと思いました。
サイコパスについての情動障害が指摘されている。
尊大で虚偽的な対人関係/感情の欠落
口達者で、操作的。罪悪感の欠如に、感情が浅薄。
サイコパスたちは一見、頭が良さそうにみえるし、IQが非常に高いという都市伝説も重なっているのではあるが、それは噂に過ぎないようである。
暴力性に頼らない分、女性のサイコパスの方が、頭を使った立ち回りに非常に特化しているのではないかな〜と個人的に想像を膨らませられることはあるけど。
脳。扁桃体という側頭葉の内部にある神経細胞の集まりである箇所が、情動を司っているので、この扁桃体に何かしらの障害や、脳内物質の異常があれば、上記の情動障害に繋がると考えられる。
生まれながらの欠損、環境因子による(例えばストレス)後天的な不全など、正常に機能しているかどうかというのは、みな、何かしら疑問を感じるかもしれない。
サイコパスと因子が重なる行為障害、反社会性人格障害だが、サイコパスはそれらとは分けて考えられるべきであるようで、それらの中においても、有病率は数パーセントである。女性についての研究は少なく、男性よりその中の割合はより少ないと考えられている。
私は、研究がどうであろうと、身近にそういった要素を持つ人々は思っている以上に多く、紛れ込んでいると思っている。一般人は全く気づかない程度に偽装しているので、一生、気づかれないこともあるかもしれない。